ナンテンを植えます!
ナンテンもヤツデも、どちらもトイレの裏手に植える植物でした。双方ともに衛生作用があるのだとか。またナンテンには、「難を転じる」というご利益も期待されています。
そこで昔の家では、北東に植えるのが基本でした。北東は「鬼門」と呼ばれ、易学・気学では清浄な霊気が流れ込む方向とされています。
トイレもまた、衛生上、北東に作るのがよいとされてきました(南向きや西向きはNG)。だからこそ「トイレはきれいにしておけ」と言われたものです。トイレを通って清浄な霊気が家に流れ込んでくるのですから。
ナンテンといえば、僕が子供の頃の昭和時代、大正天皇の那須御用邸に植えられていたものが有名でした。陛下専用のトイレの裏手にあったのですが、そのナンテンは、手入れの賜物なのか、ナンテンとは思えないほど幹が太く育っていました。僕も小学校か中学校の社会科見学で訪れ、その大きさをこの目で確かめました。
ちなみに陛下専用のトイレは和式でしたが、その下にはきれいに装飾を施した引き出しがありました。陛下が用を足すたびに、お付きの人が便を調べるためのものです。健康管理の一環でした。
今年は、我が家でもナンテンを植えることにしました。庭の北東の方角に植える予定です。常緑樹で、春夏は青い実がつき、それが秋から冬にかけて赤くなる。1年を通して目を楽しませてくれる植物です。
ただしナンテンの難点は、鳥が実を食べると糞が赤くなること。車の白いボディに落ちるとよく目立ちます。トクリュウ除けになるかもしれません。逃げたトクリュウのシャツに赤い染みがついていたら、即日逮捕となるかもしれません。



