エッセイと小説の王道

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ずっと小説家になりたかった僕が語る、奈津子の死|第18回「文芸思潮」銀華文学賞(小説)・入選

ずっと小説家になりたかった僕が語る、奈津子の死 中学生の時、遠藤周作のエッセイ集と出会い、純文学の作家というものに憧れを持つようになった。 もっとも、今考えてみれば、僕は小学生の頃から本には親しみを感じていた。子供向けの偉人伝から始まり、中...
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父とすいとん|第20回「文芸思潮」エッセイ賞・優秀賞

父とすいとん 小倉一純 40×30 文芸思潮第97号 第20回「文芸思潮」エッセイ賞 発表の紙面【作品紹介】 「文芸思潮」エッセイ賞で優秀賞をいただいた。苦節八年であった。作品は、400字詰原稿用紙換算(20字×20行)で10枚。ハイレベル...
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前途晴朗なり|第19回「文芸思潮」エッセイ賞・佳作

【作品紹介】第19回「文芸思潮」エッセイ賞で、佳作をいただいた作品です。大学受験の時の様子を綴っています。この前年、「絶望から希望へ」で奨励賞(銅メダル)を取りましたが、今回の作品ではその上を目指していました。作品は、時間をかけて煮詰めてい...
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絶望から希望へ|第18回「文芸思潮」エッセイ賞・奨励賞

【作品紹介】30歳を目前に入院したときの話です。みずから希望して病院を紹介してもらいました。当時は、精神科にはまだ解放病棟がありませんでした。つまり、どの窓にも鉄格子が嵌っていたわけです。精神科病棟に初めて足を踏み入れ、後ろでガチャンと鍵が...
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冬の庭|第17回「文芸思潮」エッセイ賞・入選

【作品紹介】 高齢の父の介護の現実を綴りました。父は在宅医療のお世話になり愛する我家で亡くなりました。 在宅医療では、ドクターやナースが往診してくれますが、完全看護の病院のように丸ごと任せておくことはできません。家族の献身的な介護・看護が必...
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夢を追う覚悟|第15回「文芸思潮」エッセイ賞・佳作

夢を追う覚悟 第002校 40×30 ネット掲載用【作品紹介】自分としては不本意な出来でした。でも等身大で好きな作品です。◎文学賞受賞歴:🏅「文芸思潮」エッセイ賞で佳作を受賞 賞状小倉 一純
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ステンレス鋼|第14回「文芸思潮」エッセイ賞・佳作

【作品紹介】大学卒業後、最初に勤めた鉄鋼会社の思い出です。その工場で現場の先輩が一生のケガを負ってしまいました。文芸思潮エッセイ賞では佳作でしたが、非常に評価の高い作品です。賞を決定した文芸思潮の五十嵐勉編集長によると、コンペティションとい...
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父、東京へ 苦学の思い出|第23回 随筆春秋賞・奨励賞

【作品紹介】父は、埼玉県最北部の片田舎・羽生市の出身です。現在でいう小学校6年生の時に、先に東京へ出ていた長兄を頼って、上京しました。その後、アルバイトをしながら独力で大学まで卒業しました。本文に登場する益田家は、現在も三井の名前を冠した企...
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古戦場に建つ我家|随筆春秋 第63号・掲載

【作品紹介】バブル景気が始まった年にこの地へ越してきました。ところが、眠っていると悪夢にうなされる。戦国時代の兜をかぶった武者のイメージが頭を過る。土地には思いもよらない過去が浸み込んでいるものだ、というある種の感慨を抱きました。
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製鉄所と彼女|随筆春秋 第61号・掲載

【作品紹介】社会人になって最初に勤務したのが、製鉄会社でした。大学時代とはあまりに空気の違う世界観がそこにはありました。同じ経理課に彼女が出来ました。