2025-04

short essay工場シリーズ

工場その1・人生の交差点

【作品紹介】むかしは精錬工場といえば必ず山の斜面を利用してつくられました。「精錬」とはその金属の純度を上げる作業とか工程を意味します。その際、地球の重力も利用しました。また、「製錬」とは異なります。製錬は、製鉄会社の<高炉>や<電気炉>のよ...
自分を語るエッセイ

時代遅れ

【作品紹介】僕は今年の十一月で文筆家を志して丸八年になります。随筆春秋賞に応募したのがきっかけで当時の事務局長であった池田氏に声をかけられメンバーになりました。その時、「まっ、文筆家として一人前になるには、よほど早くて五年、大抵は十年といっ...
ちょっと怖いエッセイ

不思議な夜

【作品紹介】中学生の頃といえば、とにかく自転車だった。1年のうちで自転車に乗らない日は皆無だった。当時は、ブリヂストンのサイクリング車が大人気だった。武藤君も僕も乗っていた。特に武藤君のは前後にウインカーの付いた電飾仕様だった。コンピュータ...
ちょっと怖いエッセイ

アバターも笑くぼ

【作品紹介】身代わりアンドロイドを何体もつくり、それぞれに早慶上智理科大に通ってもらい、賢くなる。会社もアバター=アンドロイドに通ってもらう。見合いもアバターに行かせる。自分は、奥多摩の健康ランドで一休み。なんで奥多摩なんだ~、汗。その内、...
随筆・エッセイの王道

父、東京へ 苦学の思い出|第23回 随筆春秋賞・奨励賞

【作品紹介】父は、埼玉県最北部の片田舎・羽生市の出身です。現在でいう小学校6年生の時に、先に東京へ出ていた長兄を頼って、上京しました。その後、アルバイトをしながら独力で大学まで卒業しました。本文に登場する益田家は、現在も三井の名前を冠した企...
標高700mの自然農園・耕福塾

僕の恩師

【作品紹介】伊藤孝一先生は、関東学院大学で事務長に次ぐ、国際交流センター・初代室長でした。若い頃より、内村鑑三うちむらかんぞう(札幌農学校2期生、現北海道大学)の提唱した無教会主義に傾倒していました。先生は、プロテスタントでした。ある時期よ...
ちょっと怖いエッセイ

社員研修

【作品紹介】体罰は現在では禁止されていますが、人が会得するものの中には、体罰やそれに類するものなしでは得難いものがあるのも事実です。今のお寺ではもうそんなことはないでしょうが、40年前には、こんな厳しい研修もありました。何が正しいのかはすぐ...
ちょっと怖いエッセイ

スープカリーと大型犬

【作品紹介】日本では、札幌がスープカリー発祥の地といわれているのは本当です。店の名前は仮名です。エッセイですから、実話です。新緑の藻岩山(フォトACより)
ちょっと怖いエッセイ

座薬

【作品紹介】作品とは直接関係ないのですが、こんな経験があります。↓「押しかけ見舞い」学生時代、先輩の彼女が入院したというので、皆でお見舞いに行きました。彼女は電話口で必至に断っていたのですが、単なる遠慮だと思っていたんです。いざ病室に入ると...
ちょっと怖いエッセイ

凍りつく

【作品紹介】直木賞作家・石田衣良のyoutubeを視聴すると、文筆家はもれなく腰痛・肩こりで、整体やマッサージのお世話になっているそうです。